楓整骨院blog

はがトレ

目次

はがトレとは

1.皮膚をつまんで“はがす”

2.その部分の筋肉を“ほぐす”

この2ステップだけで痛みや不調を改善していくメソッドです。

1.痛みや不調の原因は皮膚にあった

痛みや不調の原因は「皮膚の中の皮下組織と筋膜」にあります。 

「筋膜」は筋肉を包む膜で筋肉同士の摩擦を防ぎ、動きを滑らかする役割があります。

そして筋膜の下には「毛細血管」「リンパ液」が流れています。

長時間の同じ姿勢、運動不足が続くと、筋膜の動きが悪くなり、一部分に偏ってしまい近くの皮下組織や筋肉にくっついて、硬くなってしまいます。

これが「皮膚と筋膜の癒着」です。

「皮膚と筋膜が癒着」すると

これが腕コリや腰痛のようなさまざまな不調を引き起こす原因です。

「はがトレ」は、皮膚からしっかりケアをして、痛みや不調の根本的な解決をする、という方法。

簡単で即効性があるので、毎日続けられるのもポイントです。

2.はがトレの方法

腕コリは肩の使いすぎで、腕の内側の筋肉、上腕二頭筋が硬くなって皮膚と癒着していることが原因なので、そこをしっかりほぐすのが大切です。

2-1.肩の端の皮膚をはがす

腕の端や腕の前側の皮膚をはがしましょう。 

皮膚をつまむような感覚でやるのがポイント。

痛いと癒着を起こしているので、そこを中心に皮膚をはがしましょう。

2-2.筋肉をほぐす

上腕二頭筋全体と上腕二頭筋の中央を触ると、溝のように凹む部分があります。 

そこを割くように、横方向、縦方向の順にほぐしましょう。

5~10分やると筋肉が柔らかくなり、腕も動かしやすくなりますよ。

3.はがトレの方法②

腰は体をねじったり、曲げ伸ばしたり、重いものを持ったり日常生活でよく使うせいか、痛みやしびれに悩む人が多い部位です。

腰痛は主に腰の筋肉が硬くなることで起こりますが、腰周りだけの筋肉だけが原因ではなく、他の筋肉がしっかり働いていないことが関わっています。

その一つ、太ももの筋肉が硬いと腰に負担がかかってしまいます。

 太ももの裏側の筋肉は皮膚と癒着しやすいので、「はがトレ」でしっかりほぐしましょう。

3-1.太もも裏側の皮膚をはがす

太ももの裏側全体と、膝裏の皮膚をしっかりはがしていきます。

 固くてつまめない人は、両手で押し上げるのでも。皮膚を持ち上げればOKです。

3-2.太ももの裏側の筋肉をほぐす

太ももの裏側の筋肉=ハムストリングスの中央のくぼんだところを、割くようにまっすぐほぐします。

 最後にハムストリングスの付け根を横方向、縦方向の順にほぐしたら、太ももの裏側の硬さがとれて、腰が動かしやすくなります。

4.最強に時短

時間がない人や、今まさに痛みを感じる腰周りをすぐ改善したい人は、腰の皮膚をはがすだけでも効果があります。 

腰の後ろの皮膚を持ち上げたまま、前屈を5~10回するだけ。

腰周りの皮膚と筋膜の癒着がはがれて、前屈がしやすくなり、腰の動きもスムーズになりますよ。

皮膚を持ち上げる時は、つねるようにねじったり、強く上に引っ張りするのはNG! 

皮膚を持ちあがる範囲で、つまむようにするのがポイントです。

おすすめは入浴後。血行がよく筋肉が緩んでいるので、皮膚もはがしやすいです。

ちょっとだるいと思ったときにすぐできる「はがトレ」で、体をいたわってあげてください!

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