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健康

ふくらはぎもみで高血圧や冷え性対策

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ふくらはぎは、心臓と同じように、血液を体内に循環させるとても重要な役割を担っています。

ふくらはぎには、筋肉線維と並行してたくさんの血管が通っています。

そして歩いたり走ったりすることで、ふくらはぎの筋肉が収縮すると、血管もしぼられ、そのポンプ機能によって心臓から下りてきた血液が再び心臓へと戻されていきます。

筋肉の収縮が弱くなると、血液が上半身になかなか戻らず、本来、血液によって運ばれる老廃物や毒素も足に停滞し、むくみや心臓の負担増などさまざまな症状を引き起こすのです。

 

目次

1.1日たった5分の押しもみが効く

全身の血流をよくするために“1日1万歩歩きなさい”とよくいわれますが、ウォーキングをする時間のない人や、病気や腰痛で歩けない人も多いのが現実。

そこで取り入れたいのが、ふくらはぎ押しもみ

たくさん歩けない人でも、自分でふくらはぎをもめば、歩いたのと同じか、それ以上の効果を得ることができる。

ふくらはぎの押しもみにより、全身に血液が巡り、血流が改善すると、代謝が高まります。

すると、冷え性が改善されたり、心臓や腎臓の負担が軽くなり、高血圧や心臓病の予防にもつながります。

さらに、自律神経のバランスも整うので更年期障害が軽くなることも。

総じて、免疫力が高まり病気にかかりにくくなります。

まさに“副作用のない最高の薬”とはこのことです。

ふくらはぎ押しもみは、1日5分、ふくらはぎ全体を下から上にもみ上げるだけで、おっくうな日は、なでるだけでも大丈夫。

テレビを見ながら、おしゃべりをしながらでもいつでもどこでもかまわないので、とにかく毎日ふくらはぎをもむことを習慣にしてください。

ふくらはぎ押しもみを続けることで、病院通いが減った人も。今日からさっそく実践して、健康な身体を手に入れましょう!

【こんなふくらはぎは要注意!】 
□パンパンに張っている
□つまむとカチカチ
□静脈瘤がある
□むくんでいる
□毛細血管が出ている
□さわると冷たい
□なんとなくしびれている
□足首にくびれがない
□指で押すと形がのこるほどむくんでいる
□少し押すだけで痛い

*上の状態は、どれも血流が悪いときに起きる症状。どれか1つでも当てはまる人は、なんらかの不調を感じているはず。今すぐにふくらはぎをもみほぐして血流をよくすることが大切。

 

2.“第2の心臓”ふくらはぎまわりをほぐす

ふくらはぎマッサージの基本的なやり方は、内側、外側、前側、後ろ側をそれぞれ下から上に向かってもむだけ。

最初は少し痛いと感じるかもしれませんが、続けるうちにふくらはぎが柔らかくなり痛みも軽減してくるので、まずは少し痛いくらいの力でもんだほうが効果が早く出ます。

もちろん弱い力でもんでも効果はあります。

身体の不調を治したい場合、血流がしっかり改善するまで続けましょう。

1回のマッサージでも、むくみが解消したり、足が軽くなったり、温かく感じたりと変化を感じることはできますが、まずは3か月、続けてみてください。

また、改善までにかかる時間は年齢により大きく変わります。

『年齢÷10』を目安に。50歳なら5か月続けてみましょう

どんなに丁寧にふくらはぎをもんでも身体が冷えてしまっていると効果が上がりにくくなるので注意。

慢性的な冷え性の人は、お風呂に入り身体を温めてから行うと効果的。

お風呂に入れない場合は足湯でもOK。

また、ショウガ湯を飲んだり、足首にサポーターをつけたりと日常生活でも身体や下半身を冷やさない習慣をプラスするといいでしょう。

 

3.効果絶大!ふくらはぎもみの4STEP

【STEP1】 ふくらはぎの内側と外側をほぐす

 まずは、ふくらはぎの内側(親指側)と外側(小指側)を押しもみして、張りをもみほぐしていく。両親指の腹を並べて押すと力が入れやすい。老廃物を血流に乗せて押し流すイメージでやりましょう。

(1)くるぶし下のキワを押す

老廃物のたまりやすい、くるぶし下のキワ部分を押してほぐしていく。両手の親指の腹を使って3秒押し、少し指をずらしながら押す。※2~3回繰り返す。

(2)ふくらはぎの内側を押しもみ

内くるぶしの後ろ側からひざ下まで、ふくらはぎの骨のキワに沿って、両手の親指の腹で3秒、指幅分ずつずらしながらゆっくり押していく。老廃物をつぶすイメージで指を押し込むようにするとセルライト解消にもなる。※2~3回繰り返す。

(3)ふくらはぎの外側を押しもみ

外側も同じように、外くぶるしの後ろ側からひざ下まで、ふくらはぎの骨のキワに沿って両手の親指の腹で3秒、指幅分ずつずらしながらゆっくり押していく。※2~3回繰り返す。反対の足も同様に。

【STEP2】 むこうずねもしっかりほぐす

すねが硬くなっていると、ふくらはぎの働きも低下してしまうので、ここもしっかりとほぐすことが大切。足首からひざ下まで、骨に沿って少しずつ押していく。骨から筋肉をはがすようなイメージで押して。

(1)すねの横を下から上に押しもみ

片ひざを立てて楽な姿勢で座る。足首の前面から、真ん中の骨の外側に沿って押していく。両手の親指を並べて指幅分ずつずらしながら、下から上に3秒ずつ指を押し込むようにする。※2~3回繰り返す。

(2)すぐ横のラインも下から上に押しもみ

その横にあるライン(すねの外側に盛り上がる筋肉の縁あたり)も同じように下から上に指幅分ずつずらしながら、3秒ずつ押し込むようにする。※2~3回繰り返す。反対の足も同様に行う。

【STEP3】 アキレス腱まわりもほぐす

アキレス腱はふくらはぎの筋肉とつながっているので、ここをほぐすことで、ふくらはぎをよりゆるませることができる。さらに足首の動きも柔軟に。アキレス腱はこわばっている人が多いので、やさしく押す。

(1)アキレス腱を押しもみ

片ひざを立てて楽な姿勢で座る。足首の後ろ側のかかと上部にあるアキレス腱を、両手の親指で押してほぐす。力を入れすぎずにやさしくゆっくり3秒押す。※2~3回繰り返す。

(2)アキレス腱を指でつまむ

親指、人さし指、中指の3本でアキレス腱をはさむようにつまみ、軽くもむ。外くるぶしとアキレス腱の間には腰に効くツボがあるので、腰痛持ちの人にも効果的。※3~5回繰り返す。反対の足も同様に行う。

【STEP4】 ふくらはぎ全体をほぐす

 最後にふくらはぎ全体をマッサージ。ふくらはぎを両手の親指で強めにもみ込んでしっかりほぐしたら、片手でふくらはぎをつかむようにして下から上につまむ。しこりを見つけたら重点的に押しつぶすして。

(1)全体を強めにもみほぐす

両手の親指の腹で、ふくらはぎの中央を下から上に強めにもみほぐす。しこりを見つけたら、そのこしこりがなくなるように、押しつぶすようによくもみほぐす。柔らかくほぐれるまで続けて。

(2)指ではさむようにつまむ

親指で筋肉をしっかりつまみ、筋肉と骨を離すようなイメージで、足首からひざにかけて少しずつ指をずらしながらつまんでほぐす。ふくらはぎの奥が柔らかくなるまで、しっかりもみほぐす。※3~5回繰り返す。反対の足も同様に行う。

 

4.数日で出てくる!? 回復サイン

 ふくらはぎマッサージを4~5日ほど続けていると、体内に蓄積していた老廃物が分解され、本格的に排出され始めます。このとき、排泄物の量が増える、眠くなる、のどが渇く、しびれが出る、微熱が出る、かゆみや湿疹が出る・青あざができるといった一見、症状が悪化したような現象が起こることがあります。

 これは「好転反応」といって、血流がアップしている証拠で、体質改善への一時的な反応。毒素の排出が終われば、好転反応は止まるので心配いりません。

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