僕が身体の勉強を始めてから常々思っていることがあります。
それは、健康とは人間の本能に従う事なんじゃないかということ。
欲望に反して努力して健康を手に入れようとしている人がいますが、果たしてどれくらい効果があるものなのでしょう。
例えば、朝起きるのはつらいけど、頑張って早起きして早朝ランニングしている人や
最近太ってきたから食事を抜いてダイエットしている方とか
本当にあなたの身体にとってそれを健康なんでしょうか。
利己的な遺伝子という本にとても面白い内容が書いてありました。
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僕が一番感動した部分は、今の人間という状態は結果論だという話。
今回は少し長くなりますが、簡単にまとめていきますね。
目次
1.生命の誕生
原子がこの地球に存在し、原子同士がぶつかって分子が出来ます。
地球の長い歴史の中で数えきれないくらい分子が誕生していく中で、たまたまコピー能力のある分子が誕生しました。
これが遺伝子です。
遺伝子は数えきれないくらいのコピーを繰り返していく中で、突然変異で攻撃のできる遺伝子が生まれたと仮定します。
そうすると攻撃のできない遺伝子より、攻撃のできる遺伝子が生き残っていく事になります。
先に伝えておくと、ここに意思は存在していないという事。
攻撃出来たら生き残れるんじゃないかと思って攻撃が出来るようになったわけではなく、たまたま攻撃出来る遺伝子が突然変異で生まれて、結果として生き残れる遺伝子になっていったという事。
また、数えきれないくらいの攻撃できる遺伝子がコピーを繰り返していくうちに、突然変異で防御のできる遺伝子が生まれます。
くどいようですが、攻撃から身を守るために進化したわけではなくて、たまたま生まれたコピーが防御が出来る遺伝子だったという事です。
結果として攻撃しかできない遺伝子より、防御の出来る遺伝子が生き残っていく事になります。
防御とは、遺伝子の周りを囲うように膜が出来てる状態だと思ってください。
それが細胞です。
細胞も数えきれないコピーを繰り返した中で、突然変異を繰り返し、その環境に合った細胞が生まれてきました。
このように、結果として形を変えて増殖してきた細胞がたまたまその環境で生き残れる細胞になってきて、細胞同士がたまたま徒党を組むようになって、たまたま人間のような形になったということです。
そして、たまたま二足歩行をして、たまたま脳で物事を考えれる人間という生物が遺伝子を残していくのに最適だったので生き残って今に至るという事です。
あくまで人間という存在は遺伝子が身につけた鎧でしかないという事です。
僕も100%理解できていないのでわかりづらい説明になっていたらすいません。
2.本能に従う事
先ほど、進化の過程に意思は存在しないといいました。
つまり、キリンは首を長くすれば高い木の葉を食べれて生き残れると思って首を伸ばしていったわけではなくて、
たまたま首の伸びた突然変異が起こり、首が伸びたほうが生き残るのに適していたという事です。
だとすれば、人間の今の形も今の時代を生き残るのに一番適した状態であり、今後生まれてくる子孫たちはさらに適した遺伝子が生き残っていく事になります。
人間の本能に従う事が最善の決断だと思います。
人間の本能はわざと自分の身体を痛めつけるようなことはしません。
人間が甘いものを食べたいと感じた時、それは身体に糖分が必要だと感じているからです。
ポテトチップスを食べた後にのどが渇くのは、体内の塩分が濃くなったので水で薄めたいと思っているからです。
しかし、人間の本能ではなく、思考を基に行動することが人間を不健康にしています。
食べすぎ、飲みすぎ、糖質制限や断食。
生物の基本から外れている気がします。
医学や健康の知識は日々進化して、少し前の常識は今は非常識になっていることがあります。
今後生き残っていく生態系は首を長くした人間かもしれません。
だとしたら今の常識なんてものはあてにもならず、自分の本能に従う事が一番いいという事です。
自分の本能にしっかり向き合い、自分のライフスタイルを決めていく事が大事だということです。
ひとりごとでした(^^♪
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