いつまで経っても取れない首コリ。
ひどくなると頭痛を引き起こすこともあります。
首コリには大きく分けて3つのパターンがあります。
1.肩甲骨からくる首コリ
2.骨盤の歪みから来る首コリ
3.ストレートネック
ストレートネックのように直接的な原因ももちろんありますが、ほとんどは首以外から首コリを引き起こしていることが多いです。
原因をしっかり理解し改善に役立てて下さい。
目次
1.肩甲骨から来る首コリ
長時間のパソコン作業は肩甲骨を硬くします。
手を前に出して手のひらが下を向いている状態です。
腕全体が内側に捻じれているのがわかるでしょうか。
腕が内側に捻じれると、肩甲骨は外側に引っ張られます。
逆に手のひらを上にして腕全体を外側に捻ってあげると肩甲骨は背骨側に寄せられることになります。
肩甲骨の正常な位置は背骨側に引き寄せられている状態です。
なので、パソコン作業のように腕が内側に捻らされ肩甲骨が外側に引っ張られている状態は
肩甲骨と背骨の間にある菱形筋に大きな負担が掛かっています。
そして、肩甲骨と首をつないでいる肩甲挙筋も大きな負担が掛かることになります。
負担の掛かった筋肉は疲労が溜まり硬くなり血流を悪くし、痛みが発生します。
こうして肩甲骨が硬くなったことによって首の疲れや痛みが誘発されるのです。
2.骨盤の歪みから来る首コリ
首のコリと骨盤って関係ないように思うかもしれませんが、実は関係しているんです。
骨盤は人間の習慣や癖で歪んでいきます。
例えば、歯を磨いている時、どちらかの足に重心が乗っかっていると思いますが、重心を乗せている方の骨盤は歪んでいきます。
骨盤が大きく歪むと骨盤についている背骨が捻じれ始めます。
背骨は首までつながっており、首周辺でも捻じれを発生させます。
骨の歪みがあると人間は防御反応を引き出し、周辺の筋肉を硬くしていきます。
背骨の歪みがある首周辺でも筋肉が硬くなってしまいだるさや痛みが発生します。
肩甲骨から来る首コリにしても、骨盤の歪みからくる首コリにしても厄介なのは
首をいくらほぐしても改善していかないというところです。
原因はそこにないので、肩甲骨の柔軟性や骨格の歪みという根本的な治療が必要になります。
2-1改善方法
肩甲骨の柔軟性を獲得するには動かしてあげることがポイントです。
肩甲骨は大きい骨のわりにごく一部しか肩関節とつながっていません。
ほとんどの部分は筋肉によって固定されています。
なので、肩甲骨の可動域いっぱいに動かしてあげると筋肉が動き、肩甲骨は柔らかくなります。
もう一つ皆さんが聞きなじみがあるのは肩甲骨はがしだと思います。
肩甲骨と背中の間には2つの筋肉が存在します。
背中側の筋肉と肩甲骨側の筋肉です。
肩甲骨の動きがないとその2つの筋肉が癒着し始め肩甲骨の動きを悪くしていきます。
なので、肩甲骨を背中からはがすようにストレッチをすることで筋肉の癒着が取れ肩甲骨の柔軟性が復活します。
骨盤の歪みは全体的に柔軟性を高めてあげるとおのずと正常な位置に戻っていきます。
ヨガやストレッチサロンで身体全体の柔軟性を高めてあげることが大切です。
なかなか自分では出来ない人は、整骨院やカイロプラクティックなどで骨盤矯正をした方がいいかもしれません。
身体は全てつながっています。
全身を見ながら首コリの改善を設計していかないと何度も繰り返すことになります。
根本的な改善を目指しましょう。
3.ストレートネック
ストレートネックとはその名の通り首の骨がまっすぐになってしまっている状態です。
そうすると顔が肩より前に出てしまう事になりますので首や肩に多大な負担が掛かり首コリを起こします。
スマホなどで長時間下を向いていることの積み重ねがストレートネックの原因になっています。
3-1改善方法
首は本来後ろ側に反っています。
それがストレートになってしまっているので、本来の反りに戻してあげればいいんです。
最初は少しずつやりましょう。
首の下に丸めたタオルあてて寝ます。
そうすると首の本来の形状に矯正されます。
これを習慣的に矯正していき、スマホなどの原因を取り除けばストレートネックは改善していきます。
人間は正常な位置でいることがベストです。
当たり前に聞こえますよね?
つまり、何もしなければ正常な位置に戻ろうとする働きがDNAに刻まれているんです。
切り傷が治っていくように、骨格の歪みも筋肉の硬さも自然と治っていきます。
あとは火を消すのに水の量より油の量を少なくしてあげればいいのです。
油とは長時間のパソコン作業やスマホなどです。
4.まとめ
原因を取り除いて改善するための習慣を身につけましょう。
首コリの改善はもとより日常生活の向上や睡眠の質の向上などあらゆる変化が見受けられると思います。