糖質制限と聞くと少し古いような気もします。
健康の分野は常に新しいことが発見されており、歴史が否定されてきました。
基本的にダイエットには食べるものの種類は関係なく食べる量が全てです。
糖質制限ダイエットの賛否が出そろった今、いまだに糖質制限をされてる方も多いかと思います。
その人の体調がそれで優れているのなら構いませんが、糖質制限によって引き起こされる7つものリスクをここで紹介していきたいと思います。
目次
1.糖質制限の末路.
ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンターの管理栄養士ブリッジ・マーフィー氏によれば、1日200~400gの糖質であればなんの問題もない量だといいます。
逆に1日に20g以下の糖質量になると「医学的危険ゾーン」と認識されるんです。
危険ゾーンに入ると、人間の身体にはどのような変化が起こるのでしょうか。
2.糖質制限が引き起こす7つのリスク
2-1.息が臭くなる
身体の燃料となるグルコース(糖質)が尽きた時、代替のエネルギーとして体内で生成されるのがケトン体という物質です。
このケトン体が血中に多く存在すると、口臭がきつくなることが研究によってわかっています。
2-2.口が渇く
ケトン体には口内を乾かす作用もあり、のどの渇きを感じやすくなります。
こまめに水分補給をしなければいけなくなり、トイレの回数も増えてきます。
2-3.疲れやすくなる
前述したように身体のエネルギー源は糖質です。
血糖値が常に下がっていることで脳や心臓と言った最重要な臓器にエネルギーを集中させ、そのほかの部分ではエネルギー不足に陥り、筋肉でのエネルギー不足が疲労感を感じさせます。
2-4.めまいや吐き気を感じる
糖質を我慢したことによってもう一つ身体に不足するものがあります。
それがミネラルです。
体内の水分を身体に留めておくには「濃さ」が必要です。
体内の栄養濃度が濃い状態にあれば、水で薄めるために水分は体内に留保されます。
しかし、糖質が足りないと濃度が足りず、水を体内に留めておけず排出されるので、ミネラルも一緒に排出されてしまいます。
ミネラル不足はめまいや吐き気につながります。
2-5.便秘になりやすい
水分不足は便を硬くし便秘を引き起こします。
また糖質の代表格でもある炭水化物には食物繊維が多く含まれていることから、炭水化物の摂取はお通じを良くしてくれます。
2-6.腎臓に大きな負担をかける
ケトン体は高度の酸性です。
それが血中にあることによって血液が酸性に傾きます。
身体が酸性に傾くと血中濃度を一定に保とうとする腎臓に負担が掛かります。
また血中の酸性化は免疫力も低下させるんだとか。
2-7.リバウンド
糖質によって満腹中枢が刺激され、人間は満腹感を得ることが出来ます、
しかし、食事しても糖質が満腹中枢を刺激しないと満腹感を十分に得ることが出来ず、常に空腹感を感じていることになります。
その欲求は我慢の限界をむかえ、暴飲暴食につながりリバウンドが起きます。
3.まとめ
糖質は糖尿病や血管の病気の原因となります。
空腹時に一気に糖質を取ることによって血糖値が急上昇し、生活習慣病のリスクはぐんと上がります。
なので、糖質を摂り過ぎないようにすることは重要です。
しかし、人間にとって大切な栄養源であることも間違いないので、完全に制限するんではなく、食事の順番や取る量をコントロールして健康的な身体を手に入れましょう。