目次
1.へバーデン結節とは
手の指の第一関節に痛みが出てしまう症状で、手の甲側に二つのこぶが出来るのが特徴です。
関節の炎症により、関節を包んでいる袋がゆるみ、指が伸び切らない状態になります。
その状態で指を使い続けると、骨が引っ張られ骨の隆起が出来ます。
これがまた筋肉と擦れて痛みを発生させます。
2.主な症状
手の指の第一関節に赤みを帯び、指が伸び切らない、腫れる、痛む、です。
痛みのために強く握ることが困難になり、指を使う事が出来なくなり、ひどくなると黙っていても痛みを感じるようになります。
そのため、家事やお箸を持つなどの日常動作に影響が出始めます。
3.原因
原因は不明です。
病気の性質から、変形性関節症という説が有力なため、使い過ぎや加齢が原因ではないかと言われています。
特に40代以上の女性に多く、また肥満の方にもみられるため、食生活なども関係しているんではないかと推測されています。
普段から手を駆使されているひとは特に発症率が高くなる傾向があります。
他の病気との判別は、第一関節の腫れと骨の隆起によって診断します。
関節リウマチや通風などにもみられる症状なので、気になる方は専門医に相談することが望ましいです。
4.予防
へバーデン結節の進行を止める方法は確立されていません。
ただし、関節に負担を掛けないようにすることや、食事の管理、は有効です。
5.治療法
一般的には安静・消炎鎮痛薬・テーピングなどがあります。
少量であればステロイド注射も有効です。
改善が見込まれないときは手術をしなくてはなりません。
6.まとめ
家事やパソコン作業で指や手首が痛くなることは多々あります。
しかし、ぶつけたり、突き指をしていないのに腫れている時はへバーデン結節を疑ってみて下さい。
早めの対処で手術を避けられるケースがあります。