目次
1.ストレスとビタミンC
私たちの身体はストレスを受けると、アドレナリンを分泌して対応します。
アドレナリンは心拍数を上昇させ、血糖値・エネルギーの代謝を早め、すぐにそのストレスを落ち着かせる方向に作用します。
このアドレナリンを合成するのに欠かせないのがビタミンCです。
なので、ストレスを受けるとビタミンCはあっという間に消費されていきます。
ストレスを受けた時はビタミンCの摂取を多めに意識しましょう。
その他にもビタミンCは皮膚のコラーゲンの合成にも不可欠です。
ストレスから肌が荒れるのはそのことです。
コラーゲンの含んだ丈夫な皮膚や粘膜は免疫力も高めます。
免疫の主役であるマクロファージやNK細胞も活性化してくれ、ウィルスに強い身体にしてくれます。
ビタミンCはベリー類、キウイ、ブロッコリー、トマト、柑橘系に多く含まれています。
毎日取ることを意識しつつ、お肌の調子や免疫力を整えましょう。
2.ストレスと食事
また食事は楽しく取ることも大事です。
なんかスピリチュアルな話かもしれませんが、科学的に証明されています。
身体にいいものだけど嫌々食べているとかえってストレスになります。
ストレスは交感神経を優位にし、消化吸収を悪くします。
ストレスなく楽しい気分で食事を取れると幸せホルモンであるセロトニンや幸福感を与えてくれるβエンドルフィンが分泌されます。
この2つのホルモンがNK細胞の働きを活性化することもわかっています。
これに付随して、笑う事でNK細胞が活性化することもわかっています。
お笑いライブを見てもらった18人中14人のNK細胞が活性化しました。
笑う事も先ほどのセロトニンとβエンドルフィンの分泌を高め免疫力が上がったのです。
ちなみにこれは作り笑いでも効果があるんだとか。
3.ストレスと免疫
1-1規則正しい生活
体内リズムを調整しているのは自律神経です。
夜更かしや寝不足は体内リズムを崩し、つられて自律神経の乱れも起きてしまいます。
言うまでもなく身体のほとんどを司っている自律神経は免疫にも関係しています。
自律神経が崩れると免疫細胞も元気を失い免疫力も下がります。
1-2睡眠
睡眠中に分泌されるのが成長ホルモンです。
成長ホルモンは疲れた細胞を修復する作用があります。
免疫細胞も字のごとく細胞です。
睡眠をしっかりとって免疫細胞を修復することが免疫力アップにつながります。
1-3ストレス発散
自律神経とは交感神経と副交感神経のことです。
交感神経は活動神経でストレスに対抗する神経でもあります。
ストレスと受けると交感神経が優位になり、多大なストレスは交感神経を疲弊させていきます。
自律神経の乱れは免疫力の低下につながります。
瞑想、趣味、友人、運動など自分に合ったストレス発散方法を見つけおきましょう。
4.まとめ
ストレスを受けるとビタミンCが消費され免疫力を下げたり肌の調子を崩します。
ビタミンCは体内で作ることが出来ないので食事で摂ることが必須となっています。
ストレスを受けた時は多めに摂取することを心がけましょう。
最後に日頃からストレスを受けにないように意識し、発散方法も見つけておきましょう。
ストレスや生活の乱れは免疫力の低下につながります。
免疫力を高い水準で維持し、新しいウィルスに対応していくことがこれからの時代にとても大切になってきます。