東洋医学的には春の病の一つである偏頭痛について。
東洋医学では少陽(偏頭痛)というと五臓六腑なら「肝」「胆」「心包」「三焦」が関係します。
なぜ関係するかというと、ざっくり言うと原因が「肝」に関係することが歴史上とても多かったという統計から導き出されているものです。
「肝」は東洋医学的には、それぞれの器官が自由に活動できるように助ける機能を持っています。
現代医学的には血液の成分を適切に調整してそれぞれの器官を正常に活動させると言う感じでしょうか。
その「肝」の機能が低下すると、コントロールがうまくいかなくなり、自由に活動し過ぎるところが出てきてしまいます。
それが側頭部で起これば、偏頭痛です。
なので、東洋医学的にはほとんどの場合、他にも症状が出ています。
例えば、足でも症状が起これば足をつっていたり、目でも症状が起これば目の焦点が合いづらくなったりです。
そして、自由に活動し過ぎるのを助けてしまうのが甘い食べものです。
骨格や血管形状などの遺伝的な問題だったりすることもあるし、過労や思慮過度(考え事が多すぎる)の場合も少なくありませんが、過労や思慮過度はどうしようもないことが多い反面、食べ物は頑張れば変えられることができます。
ですので、思い当たる人は、まず飲食物から見直しましょう。