日本人の右利きの人の割合は90%とも言われています。
そして、右手で箸を持つ方はだいたい右足でボールを蹴ります。
右足でボールを蹴るということは左足を軸にして体重を乗せているということです。
また、運転も右足を使います。
右足を自由に使うためには左重心の方が都合はいいです。
日本車は右ハンドルなので、左のひじ掛けに身体を預けて運転している人が多いんではないでしょうか。
つまり、日本人のほとんどは左重心です。
歯を磨いている時、友達と話している時、勉強や仕事で椅子に座っている時、ふとした時に意識してみると左側に重心が偏っていると思います。
そして、左重心の方は左腰が痛くなります。
そのメカニズムについて解説していきたいと思います。
目次
1.身体の歪み方
人間の骨格はS字になっていて、反り腰という状態になっています。
骨盤が前傾しているのがデフォルトということです。
なので、左重心で体重をかけ続けると左の骨盤の前傾が強くなります。
そうなると、左右でバランスを取るために右の骨盤は後傾をとるようになります。
骨盤は左に捻じらさるので、左の骨盤は内側に入り、右の骨盤は外側に開きます。
骨盤は余計に左に捻じらされ、骨盤を土台にしている背骨も左に捻じれていきます。
背骨が捻じれることによってずれた骨が神経や組織にあたることによって痛みが発生します。
また、身体の捻じれを止めようと防御反応で周辺の筋肉が硬くなるので、血流が悪くなり、痛みが発生します。
これが右利きの人が、左腰が痛くなってしまうメカニズムです。
1-1解決方法
ではどうすれば腰痛から解放できるのか。
簡単です。
身体の歪みを取ってあげればいいんです。
しかし、利き手や癖を直すことは出来ません。
どうしても身体は歪んでしまいます。
つまり、歪んだ身体を日々リセットしていけばいいんです。
2.身体の歪みのリセット方法
2-1柔軟性
人間には設計図があります。
なので、ほとんどの人が206本の骨によって作られています。
もし、骨の一本が折れてしまったとしても安静にしていれば元に戻ります。
つまり、人間はその設計図通りに構成され、修復していきます。
骨格の歪みもそうです。
基本的には正常な位置に戻ろうとする働きが常に働いています。
しかし、運動不足に陥った現代人は関節の柔軟性が非常に悪く、骨を動かすことが容易じゃありません。
ネジの締まった自転車のサドルは動かすことが出来ません。
なので、身体の柔軟性を高めてあげて、身体を正常な位置に戻していく事が重要です。
2-2睡眠
睡眠は身体の修復に大きく影響します。
睡眠中は大人でも成長ホルモンがでて身体の修復が進みます。
筋肉の修復により疲労物質を取り除いてあげれば、筋肉の柔軟性は高まります。
筋肉は繊維で出来ており、繊維の間に疲労物質が挟まることで縮こまった状態から解放できず硬くなります。
疲労物質を排除してあげれば筋肉は緩むことが出来ます。
そうすれば、睡眠中は身体の力も抜けているので、骨格の歪みも整えることが出来ます。
また、寝具も自分に合っていないと身体の歪みの原因になります。
身体にかかる圧を分散出来て、なおかつ寝返りの打てるものを選ぶことがポイントです。
僕のおすすめはトゥルースリーパーです。
圧の分散と寝返りの打ちやすさを実現するにはトゥルースリーパーのような低反発マットレスが適しています。
体重のある方や筋肉質の方は低反発マットレスだと沈み過ぎて寝返りが打てず身体を痛める原因になります。
高反発マットレスのエアウィーヴやコアラなどがおすすめです。
睡眠の質を高めることが出来ればより高い効果を得ることが出来ます。
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3.まとめ
身体の歪みを止めることは難しいです。
しかし、歪みを矯正していく事は難しくありません。
歪みの矯正が腰痛改善の要になります。
そのために、柔軟性と睡眠を改善してみて下さい。