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病気

長引く腰痛は何科?

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 1.単なるぎっくり腰”と内臓の病気からくる腰痛の見分け方

まず、腰痛が急にあらわれた時には、きっかけがあったかどうかが肝心です。

重いものをもった、腰をひねった、中腰になったなど、きっかけとなった動作がある時には、いわゆるぎっくり腰(急性腰痛症)が考えられます。

とくに、横向きに寝て、膝を曲げて体を少し丸めたり、仰向けに寝て、膝の下にクッションなどを入れて軽く膝を曲げたりしてみてください。

この姿勢だったら楽。という姿勢が見つかるか、逆に、腰を動かすと痛みが増すというような場合は、おそらくぎっくり腰です。

つまり、きっかけがあったかどうかに加えて、姿勢によって痛みが変化することがもうひとつのポイントです。

ぎっくり腰の原因は、腰椎の関節や椎間板に許容以上の力がかかって捻挫や損傷が起きた、腰を支える筋肉が肉離れを起こした、靭帯が軽い損傷を受けたなど、さまざま。

ただし、レントゲンやMRIで画像を撮っても、これが原因と言えるようなはっきりとした異常は見つかりません。

発症した直後こそ、身動きがとれないほどの痛みが走りますが、激しい痛みは2、3日で和らぎ、だんだん体を動かせるようになり、1、2週間もすれば自然に治っていきます。

そのため、整形外科の先生方がさまざまなメディアで言っているとおり、無理やり医療機関を受診する必要はありません。

ただし、例外があります。

骨粗しょう症をもっている人、がんになったことのある人は、背骨の圧迫骨折を起こしている可能性も否定できないので、整形外科にかかったほうがいいでしょう。

また、ぎっくり腰とは逆に、どんな姿勢をとっても痛みが和らがない、ラクな姿勢が見つからない時には、単なるぎっくり腰ではなく、内臓の病気が隠れているかもしれません。

そのほか、コルセットをつけても痛みが和らがない、ラクにならない時、痛み以外の症状を伴う時にも、整形外科以外の病気(あるいは重症な整形外科の病気)の可能性が高くなります。

・どんな姿勢をとっても痛みが和らがない
・突然痛み出し、痛みが強くなっている
・強く痛む場所が移動している
・血圧の低下を伴う
・足のしびれやだるさを伴う、または脚を動かすことができない
・血尿が出た、または排尿時に激しい痛みを伴う
・便や尿が漏れる

急にあらわれた腰痛で、このいずれかに当てはまる時には、大動脈解離や大動脈瘤破裂などの血管のトラブルや尿路結石、馬尾症候群など、緊急性をもった病気の可能性があります。

2.整形外科と形成外科

腰痛が長引いている時、あるいはいつの間にかはじまってじわじわ痛くなってきた慢性の腰痛はと言うと、まずかかるべき診療科は、やっぱり整形外科です。

改めて説明すると、整形外科とは、主に骨や関節、筋肉を扱う診療科。

ケガや病気によって骨や関節、筋肉などの機能が損なわれた時に、それらの機能の改善をめざした治療を行ないます。

ちなみに、似た名前の診療科に形成外科があります。

よく混同されるのですが、形成外科は、ケガや床ずれでできた傷を治す、やけどを治す、がんの手術で失った組織を再建するなど、ケガや病気、手術などで損なわれた体表面の見た目や機能を改善する治療を行なう診療科。

たとえば、乳がんの手術で乳房を切除したあとに、お腹や背中の組織やインプラントなどを使って失った乳房を再建するのも、形成外科の専門です。

3.整形外科でも良くならない時にかかるべき診療科、受けるべき検査

整形外科に行って検査を受けて、骨や筋肉、関節にはとくに異常は見つからなかった、あるいは腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症を指摘されて治療を受けたけれども、痛みが取れない、そうすると、次に考えるべきは整形外科では見つかりにくい病気がないか、です。

整形外科でも、先ほど説明したように、がんがないか、感染症がないか、大動脈解離や心筋梗塞といった重大な病気がないかといったことを調べます。

でも、整形外科の専門は、やっぱり骨や筋肉、関節といった運動器。腰痛の裏に内臓の病気や血管の病気が隠れていた時に整形外科ですべて見つかるかと言うと、それは難しいでしょう。

だから、整形外科で診てもらっても原因がはっきりしない、何らかの病名はついたもののなんとなく矛盾を感じる、あるいは整形外科で治療を受けていても腰痛が良くならないといった時には、別のアプローチも考えましょう。

4.消化器内科、泌尿器科、循環器科、婦人科

まず、膵臓がんや膵炎といった膵臓の病気、十二指腸潰瘍などは消化器内科が専門です。

また、肝臓や胆囊、胆管に結石ができる胆石でも腰痛が出ることがありますが、胆石も消化器内科で見つかります。

次に、腎盂腎炎や尿路結石、水腎症といった病気は、泌尿器科です。

腰痛に加えて微熱が続いているような時には慢性腎盂腎炎の可能性を考えなければいけません。

また排尿の違和感があるような時にも、一度、泌尿器科にかかっておくことをおすすめします。

大動脈瘤は、循環器科が専門です。

大動脈瘤が大きくなって破裂すると大変なことになりますが、破裂する前に見つけることができれば、治療で予防することができます。

大動脈解離にしても、突然、激痛とともに発症することが多いものの、発症の仕方によっては腰痛が数日間にわたって持続することもあります。

大動脈瘤破裂も大動脈解離も高血圧の人に多いので、健康診断などで血圧の高さを指摘されている人は、とくに気をつけておきたい病気です。

そして、女性の場合は、婦人科関連の病気で腰痛が出ることも少なくありません。

腰痛に加えて、月経時の体調不良や月経痛の悪化、月経不順や不正出血などがある時には、まず、婦人科にかかっておくことをおすすめします。

このように、整形外科に行っても解決しない腰痛の場合には、消化器内科、循環器科、泌尿器科、婦人科(女性の場合)に一通りかかっておくべきです。

ただ、同じ画像でも専門医が診ることで見つかる病気もやっぱりあるので、それぞれの診療科に一度行ってみることをおすすめします。

そして、検査を受けるなかで、いずれかの診療科で何か病気が見つかれば、その治療を行なって様子を見る。

それで腰痛が良くなれば、原因はその病気のサインだったということです。

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