チョコレートに含まれるカカオポリフェノールがとても身体にいいことがわかりました。
特に血管に対して効果を発揮します。
そんなチョコレートのメリット。デメリットを紹介していきます。
目次
1.チョコレートのメリット
まず結論から
チョコレートは1日25g程度に抑えることで健康になれることがわかっています。
1-1血圧の低下
血管内に吸収されたカカオポリフェノールは血管で起きている炎症を鎮める効果があります。
血管で炎症が起きて腫れあがったところは血管が狭くなり全身に血液を運べなくなるので、心臓は心拍数を上げて全身に血液を行き渡らせようとします。
そうなると高血圧になり心臓にも負担が掛かります。
炎症を鎮めて血流を良くすれば心臓にも負担が掛からず血圧の上昇も抑えることが出来ます。
1-2精神安定
脳のエネルギー源は糖です。
考え事や悩み事で頭を使った後は脳が糖を大量に使っています。
脳のエネルギーは糖以外に代替がきかないので糖不足は思考を停止させます。
不安や悩みを解決策に導くことが困難になり精神状態も悪化していきます。
実際のアンケートでもチョコレートの摂取で仕事への活力が増え、ストレス・身体の痛みまでもが消えたという報告がされています。
1-3肥満にはつながらない
チョコレートのデメリットのひとつとして考えてる人も多いと思う肥満についてですが
チョコレートを習慣的に摂取してもらった実験の結果ではBMI(肥満指数)に変化がありませんでした。
もちろん糖が多く含まれているチョコレートを大量に摂取するのは身体に悪いですが、少量であれば肥満にはつながらないということです。
1-4抗酸化
ポリフェノールの最大の特徴は抗酸化作用です。
人間は活動することによって活性酸素というものを生み出します。
この活性酸素が老化の原因になり、病気の根源になっているんです。
ポリフェノールがその活性酸素を減少してくれる効果があるのでアンチエイジングや病気の予防につながります。
1-5善玉コレステロールの増加
人間には善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります。
字のごとく善玉が良くて悪玉が悪いものです。
悪玉コレステロールは血管にへばりつき血管を狭くします。
狭くなると高血圧や脳梗塞・心筋梗塞の原因になります。
善玉コレステロールはその悪玉コレステロールを回収しながら吸収してくれるので
悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やすことが重要になります。
カカオポリフェノールはその善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らします。
さらに血管にへばりついている悪玉コレステロールが酸化して血管にダメージを与えるのを抗酸化作用で防いでくれます。
2.ではデメリットは何でしょう。
2-1糖尿病
チョコレートに含まれている糖はお米に代表される糖質より細かく加工されています。
お米の糖質は食物繊維が含まれていたりして糖の吸収を緩やかにしてくれるんですが
チョコレートの加工された糖、いわゆる単糖はそれ以上分解することが出来ない状態まで小さくなっている状態なので吸収が早いです。
吸収が早いということは血糖値の急激な上昇を招くことになります。
血糖値の急激な上昇は糖尿病のリスクを高めたり血管を傷つけたりします。
3.まとめ
最初にも言いましたが1日25gを目安に摂るようにしてください。
空腹状態から大量のチョコレートを食べると血糖値が急上昇し糖尿病のリスクを上げます。
しかし、量を守ってこまめに摂取するようにすれば今回紹介したように身体に味方してくれます。
一口のチョコレートを習慣にしてみてもいいかもしれません。