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糖尿病をわかりやすく解説

投稿日:2020年4月10日 更新日:

糖尿病とはその名の通り、尿の中に糖がある状態の事です。

通常ではないはずの糖が、尿に混ざっているので病気という事になります。

目次

1.尿に糖が混ざってしまう理由

これは血液中に糖が余っているからです。

糖とはお米やパンに代表される炭水化物に含まれ、身体のエネルギー源です。

食事によって摂取された糖は、エネルギー源として身体に吸収されます。

胃から腸へと進み、血管内に吸収されます。

血管内に吸収された糖は全身を回り、必要なところで細胞に吸収されます。

その細胞に吸収するときに必要なホルモンをインシュリンと呼びます。

ってことはつまり、インシュリンが出なければ糖はいつまでも血液中にとどまり、いずれ尿に混ざって排出されるという事です。

 

2.血液内に糖が混ざってると起きてしまう合併症

2-1.血管が詰まる

砂糖水は普通の水に比べてどろどろしています。

糖が血液に混ざっているという事は血液はどろどろになっているという事です。

どろどろになった血液は細い血管をスムーズに通り抜けれず詰まっていきます。

血管が詰まることを梗塞と呼び、脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞となります。

目には比較的細い血管が多く、目で詰まりやすくなります。

ひどくなると失明もします。

 

2-2.腎臓の機能が落ちる

腎臓では血液をろ過しておしっこに流しています。

ろ過する成分が多ければ腎臓には過大な負荷が掛かり機能が落ちていきます。

腎臓が機能しなくなるとろ過する網の目が詰まり、老廃物を外に出せなくなります。

最終的には人工透析で血液をろ過していく事になります。

 

2-3.感染症のリスクが上がる

血液中に糖が多くなると血液に含まれる白血球の働きが悪くなります。

白血球は免疫に大きく関係しているのでウィルスへの対抗性が弱くなり感染症にかかりやすくなります。

と、糖尿病がとても危険な病気だという事が分かったと思います。

 

3.なぜ糖尿病になってしまうのか。

3-1.食べすぎ

先ほども言ったようにお米には糖が含まれています。

たくさん摂り過ぎるとインシュリンの分泌が追い付かず血糖値が上がります。

血糖値が上がったことを認識してインシュリンの分泌が行われるのですが、常に血糖値が高い状態だと上がってることを認識できず、インシュリンの分泌が止まってしまいます。

 

3-2.遺伝

遺伝でも糖尿病は起こります。

生まれつきインシュリンの分泌に問題があり、糖尿病になるケースです。

 

4.治療法

まずは血糖値が上がるのを抑えましょう。

お米やパンなどを中心とした食事から、お肉や野菜を中心とした食事に変えます。

そして、運動をしましょう。

最初に話したように、糖は身体のエネルギーです。

運動してエネルギーを消費してあげることで、血液中に残っている糖の吸収が進みます。

一番大事なことはお医者さんに相談すること。

定期的に健康診断をして早期発見を心がけましょう。

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