歩行や日常生活で何気に重要な役割を果たしているのが股関節です。
今回はそんな股関節が痛くなる原因と対処法について解説していきたいと思います。
まず、股関節が痛くなる原因が、生まれつき(女性に多い)、腹筋の硬さ、骨格の歪みです。
もちろん他にもありますが主にこの3つが原因だと思います。
股関節は可動域が大きく、固定力も強い関節なのであまり痛くならないとは思うんですが、痛くなるとかなり日常生活に支障をきたしちゃうので、しっかり理解&予防していきましょう。
目次
1.生まれつき
これは特に女性に多いんですが、股関節の作りに原因があります。
この骨盤側の受け皿が生まれつき浅くなっていて、年齢とともに周辺の筋肉が衰え、動かしてく時に安定性がなくなり周辺で炎症が起きて痛みが発生する、というパターンです。
これは生まれつきの骨の作りなのでどうしようもありません。( ;∀;)
体幹や股関節周辺の筋肉を鍛えてあげて上手く付き合っていくか、痛みが引かずひどい状況が続くときは人工関節も視野に入れるしかありません。
人工関節!というとかなり重く受け止めちゃう人も多いと思うんですが、股関節が人工関節になっている人は意外と多いと思います。
この多いというのは股関節が痛い人が人工関節を選択する割合の事です。
人工関節になっても普通に日常生活を送っていて、周りの人は気づいていないということも多々あります。
ここで人工関節にする際、絶対にした方がいいことがあるので、もしもの為にこれだけでも覚えといて頂きたいと思います。
人工関節はだいたい片方しかしません。なので、人口関節にした際、足の長さを左右同じになるようにこれでもかってくらいお願いしてください。
長さが違うと身体のバランスが崩れて痛みが再発したり、手術してない方の股関節が痛くなったり、腰や肩こりがひどくなったりする可能性があります。
2.腹筋の硬さ
これは次の骨格の歪みから来るものなんですが、身体が歪むとその歪みに応じて筋肉が硬くなる部位のパターンというのが存在します。
骨盤が後ろに歪んでしまった方は腹筋(腸腰筋)という筋肉が硬くなる傾向があります。
腸腰筋はお腹から股関節を越えて足の付け根あたりについています。
なので、腸腰筋が硬くなると股関節を動かすときにぶつかってしまい、硬くなった筋肉を股関節の骨ではじいてしまうんです。
ギターの弦を弾くように。
その際痛みが発生するとともに、カクンという音が鳴ることがあります。
これは骨がなっていると勘違いする方も多いんですが、骨で筋肉を弾いた時の音です。
股関節で音が鳴り、歩行中にたまに痛くなることがある人は腸腰筋が硬くなっている可能性があります。
3.骨格の歪み
人間の骨格は意外と簡単に歪みます。
なので、皆さんに自覚がないまま歪んでいることの方が圧倒的に多いです。
骨格が歪んでも歩行中、足は前を向いているし、顔も前を向いています。
身体は歪み捻じれているのに一番下と一番上が前を向いているという事はどこかが捻じれていますよね。
これがだいたい腰で捻じれて、ひどくなると股関節、という形で捻じれていきます。
股関節が捻じれた状態で日常生活を送れば、歩行中神経や筋肉に触れ、鋭い痛みや炎症を起こす可能性があります。
これが股関節が痛くなる原因です。
4.まとめ
股関節は可動域が広く、安定性も高い関節なので、生まれつきの骨格に異常がない限りそんなにひどい状態にはなりません。
ただ、歩行などの日常生活には大きく関わっているので歪みがあると周辺の筋肉との炎症や神経に触れる可能性が高くなります。
歪みを治して正常な位置で生活していれば全く問題ないので、痛みがある人は医療機関に相談しましょう。