温かいお風呂はおよそ4,000年前に古代エジプト人たちの時代から利用されてきました。
今日ではお風呂はセルフケアやロマンスのイメージが思い起こされることもあるかもしれないが、パイプから流れ出される温かいお湯にただつかることは、健康全体にとって驚くべきメリットがあると知られています。
近年研究をリードしてきたコベントリー大学の調査員たちは、温かいお風呂は多くのエアロビクス運動同様のメリットがあることを発見しました。
温かいバスタブにつかるヒートセラピーは、体温上昇や血流改善につながり、結果血圧を下げたり、血糖のコントロール、さらには炎症すら減少させることが判明。
同様にフィンランドで行われた研究では、1週間に4-7回サウナセッションを行った中年男性は、1週間に1回しか行わなかった人たちに比べて、致死性循環器疾患のリスクを50%減少することが判明しています。
また、ヒートセラピーが抗うつの役割を果たし、また認知症のリスクも減少させることが判明しています。
ただ、そのメリットはたしかに注目すべきではあるものの、健康面では、言うまでもなく温かいお風呂より、当然エクササイズの方が上回ります。
お風呂につかると活力が出てくると感じるかもしれないけれど、筋肉やパワーが構築されたり、体重減少につながるわけではありません。
そういったお風呂のメリットを享受するためにベストなのは約40度のお風呂に1時間、肩までつかることだそうです。
これはきつい。
そして、入浴で健康的になれるかもしれない一方、こういった熱さではめまいや失神、脱水症状などのリスクも伴うため、医療的なアドバイスを求めるべきでしょう。